最近聞いた話では、
InstagramやXなどのSNSを通じて、
イラストレーターは、仕事の依頼が来るのだそう。
私が仕事をはじめた頃、
イラストの専門誌には出版社への持ち込み方法や
その時持参するイラストをまとめたポートフォリオの作り方が掲載されているくらい、
持ち込みが主流でした。
仕事のはじめ方の変わり様に「へー」と、唸りました。
イラストレーターや絵本作家のはじめ方で、
今でも変わらないのは、コンペティションでの受賞でしょうか。
では、大学生だった私がどんな風にイラストレーターになったかというと、
絵を担当させていただいた『新13歳のハローワーク』(村上龍・著・幻冬舎)に
村上龍さんがエッセイの中で書いてくださっているので、ぜひ読んでみてください。
と、ここで補足。
そのエッセイに出てくる講演会でファンレターと絵葉書を
村上龍さんにお渡しするまでのお話、記します。
その村上龍さんの講演会を知ったのは、
大学の同級生が、朝の混み合う電車の中、
掲示されている講演会の広告を見つけたことから。
日頃、村上龍ファンを公言している私に
友達が「講演会が大阪であるみたい」と、教えてくれたことから、
人生が変わりました。
インターネットは、まだまだ一部の人のもので、スマホもSNSもない時代。
スマホで検索すれば、すぐに情報が得られる今とは違い、
私は、その広告をメモするためだけに電車に乗りに行きました。
友達がその講演会のことを教えてくれたおかげで、
今、イラストや絵本の仕事をしています。
感謝です。
ちなみに冒頭のチラシは、講演会の会場で入手したもの。
こちらのハガキは、講演会申し込み時に出した返信用、往復ハガキ。
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